本と植物と日常

本を読んだり、訳したり、植物に水をやったりの日々…。

植物(南アフリカ産)

コドノリザ・コリンボサが開花

南アフリカのアヤメ科球根植物、コドノリザ・コリンボサ(Codonorhiza corymbosa)が開花した。細長い葉のつけ根から花茎が分化し、その先に青紫の小さな花が房状についている。草丈は約15cm。個々の花は直径2cmほどで、6枚の花弁が星形に広がる。花弁の内側に…

ラケナリア・コンタミナータが開花

南アフリカの球根植物ラケナリア・コンタミナータ(Lachenalia contaminata)が少しずつ咲き始めた。南アフリカ、ケープタウン近郊の海岸や内陸部の比較的広い地域に自生しているキジカクシ科の植物だ。花は白で先端が褐色がかった紫色。草丈は約15cm。葉は細…

清楚なラケナリア・バックマニイが開花

南アフリカの球根植物ラケナリア・バックマニイ(Lachenalia bachmanii)が開花した。ケープタウン近郊の内陸部の狭い地域に自生しているキジカクシ科の植物だ。花色は白で清楚な感じ。6枚の花弁がはっきり開き、雄蕊と雌蕊がよく目立つ。ラケナリアとしてはめ…

ラケナリア・ナマクエンシスが開花

南アフリカの球根植物ラケナリア・ナマクエンシス(Lachenalia namaquensus)が咲き始めた。南アフリカ北西部でナミビアと接するナマクアランド(Namaqualand)西部の内陸地帯に自生しているキジカクシ科の植物だ。 種まきから3年半かけてラケナリア・ナマクエン…

薄緑のラケナリア・ヴァンジリアエが開花

小さな球根植物ラケナリア・ヴァンジリアエ(Lachenalia vanzyliae)が咲き始めた。南アフリカ、西ケープ州のやや内陸部に自生しているキジカクシ科の植物だ。花はやや緑がかった白色で、下向きの花が1本の花茎に房状に咲く。葉はやや幅広く、横に広がる。葉に…

たくましいキルタンサスが開花

南アフリカに自生している球根植物キルタンサス・ファルカトゥス(Cyrtanthus falcatus)が咲いた。ヒガンバナ科で、南アフリカの東端クワズール・ナタル州に自生。南アフリカのキルタンサス自生地域は広く、地域によって生育サイクルが異なるが、ファルカトゥ…

奇妙な原種グラジオラスが開花

南アフリカに自生している原種のグラジオラス、グラディオルス・ウイシアエ(Gladiolus uysiae)が開花した。草丈15cmくらいのコンパクトな植物。花の形がかわっており、蘭のようだと表現されることが多いが、私にはマンドリルの顔のようにも見える。園芸で栽…

原種グラジオラス、カリナトゥスが開花

南アフリカに自生している原種のグラジオラス、グラディオルス・カリナトゥス(Gladiolus carinatus)が開花した。花茎も葉も細長く、高さは約70cm。原種グラジオラスとしては大型。寓居の花は薄紫色だが、自生地が広いため花色は黄色に近いものまでいろいろあ…

鮮明な青紫のモラエア・ロウブセリが開花

アヤメ科の球根植物モラエア・ロウブセリ(Moraea loubseri)が開花した。南アフリカ西ケープ地方州海岸部の都市ランゲバーン(Langebaan)付近の一部地域のみに自生している貴重種。葉は細長く、花茎の高さは30cmくらい。 花は直径3cmくらい。花色は鮮明な青紫…

ラペイロウジア・ヤッキニーが開花

アヤメ科植物、ラペイロウジア・ヤッキニー(Lapeirousia jachuinii)が開花した。自生地は南アフリカ。花弁の下の部分がとても細くて長いが、南アフリカにはこの形状にうまく合致した口器をもつ昆虫がいて、細い部分のつけ根まで器官を伸ばして蜜を吸い、受粉…

モラエア・フェルグソニアエが開花

アヤメ科の球根植物モラエア・フェルグソニアエ(Moraea fergusonae)が開花した。南アフリカ・ケープ地方の標高が低い一部地域に自生している。葉はやや幅広でねじれがある。花茎の高さは15cmくらい。 花は直径2cmくらい。花色はくすんだクリーム色。朝咲いて…

モラエア・トリペターラが開花

アヤメ科の球根植物モラエア・トリペターラ(Moraea tripetala)が開花した。花茎の長さは30cmくらい、花の直径は5cmくらい。花はアヤメに似た形で、花色は薄紫。細長い葉は葉脈が柔らかく、寓居で鉢植え栽培している株の場合、直立せずに地面に垂れるが、花茎…

ラペイロウジアの芽が伸びる

アヤメ科球根植物ラペイロウジア(Lapeirousia)の芽が伸びてきた。ラペイロウジア属は分類が複雑で、かつての一つの属が2015年に、Lapeirousia(新)、Codonorhiza、Psilosiphon(その後Afrosolenに改名)、Schizorhizaの4属に分類しなおされた。4属の違いは微妙…

ゲイソリザ・コルガータが開花

アヤメ科の球根植物ゲイソリザ・コルガータ(Geissorhiza corrugata)が開花した。ゲイソリザという学名はギリシア語のタイルと根の組み合わせで、球根の形に由来する。球根そのものは非常に小さい。ヘスペランサ属と近縁。ゲイソリザ属は南アフリカからマダガ…

モラエア・トマシアエが開花

アヤメ科の球根植物モラエア・トマシアエ(Moraea thomasiae)が開花した。花茎の長さは30cmくらい、花の直径は5cmくらい。鮮やかな黄色で良く目立つが、花そのものはとても繊細な感じ。花の形状はアヤメ属によく似ており、アヤメを小型化したような雰囲気。細…

ラケナリアの芽がまた少し伸びる

ラケナリア(Lachenalia、キジカクシ科)の芽が伸び、少しずつ個性がはっきりしてきた。 ご紹介しているのは、写真の上段左から①multifolia(ムルティフォリア)、②namaquensis(ナマクエンシス)、③viridiflora(ヴィリディフローラ)、下段左から④splendida(スプレ…

6種類のラケナリアが早くも発芽

台風一過のヴェランダを点検したら、ラケナリア(Lachenalia)の球根が発芽していた。 ラケナリアは南アフリカ原産の植物で、キジカクシ科に分類される。草丈は20cm~30cmくらいなので、小さい鉢でコンパクトに栽培できる。なじみの園芸植物でいうと、ヒアシン…

キルタンサス・モンタヌスが開花

8月末、ヒガンバナ科の植物キルタンサス・モンタヌス(Cyrtanthus montamus)が開花した。ヒガンバナ科植物に一般的な集合花で、寓居では、一本の花茎に4輪の花をつけている。花色は濃いオレンジ色。草丈は20cmほど。葉はやや肉厚で細長い。 キルタンサスは南…

原種グラジオラスが成長

寒さのなかで、南アフリカ原産のアヤメ科植物グラジオラス(Giadiolus、グラディオルス)が順調に成長している。グラジオラスというと、一般的には夏にカラフルな花を咲かせる園芸植物のイメージが強いとおもうが、原種は南アフリカからヨーロッパにかけて広く…

ポリクセナが開花

地表すれすれに固まって咲くポリクセナ ポリクセナ・エンシフォリア(Polyxena ensifolia)が咲いた。南アフリカのケープ地方に自生しているキジカクシ科の球根植物。9月に水やりを開始すると、ヒガンバナ科の幾つかの植物と同様にすぐに芽を出して10月~11月…

「線香花火」が開花

ヒガンバナ科「線香花火(Scadoxus)」が開花