本と植物と日常

本を読んだり、訳したり、植物に水をやったりの日々…。

ゲイソリザ・コルガータが開花

アヤメ科の球根植物ゲイソリザ・コルガータ(Geissorhiza corrugata)が開花した。ゲイソリザという学名はギリシア語のタイルと根の組み合わせで、球根の形に由来する。球根そのものは非常に小さい。ヘスペランサ属と近縁。ゲイソリザ属は南アフリカからマダガスカルにかけて分布する植物で、大半の花色は青~紫。ただしこのコルガータは、画像のとおり鮮やかな黄色で、ゲイソリザとしては異色。草丈は10cm程度で、葉の間から花茎が伸びる。花は直径3cmくらい。均一な6枚の花弁が星形に開く。自生地は南アフリカ北ケープ州のカルヴィニア近郊。地図で見るとやや内陸部に位置する。

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鮮やかな黄色のゲイソリザ・コルガータ

種小名のコルガータは縮れているという意味で、葉が渦のように縮れることに由来する。半耐寒性ということで寓居では屋内で越冬させたのだが、そのためか葉はあまり縮れていない。朝、日光に照らされて開花したが、午後曇ってきたら花は閉じてしまった。温度に応じて開いたり閉じたりを繰り返すようだ。