本と植物と日常

本を読んだり、訳したり、植物に水をやったりの日々…。

2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

性の敗残者を描いたウエルベックの『闘争領域の拡大』

フランスの現代作家ミシェル・ウエルベック(1958年生)の小説『闘争領域の拡大』(1994年、中村佳子訳、河出文庫<2018年>)と『素粒子』(1998年、野崎歓訳、ちくま文庫<2006年>)を続けて読んだ。ウエルベックは、次々と刊行される作品が、フランスのみならず、…

自治会の仕事を引き受ける

先日、近くの小学校で自治会の引継ぎのための打ち合わせがあり、隣家の方から、「順番なので1年間自治会の役員を務めて欲しい」と言われて出かけところ、自治会の事務局を引き受けさせられた。 近隣は閑静な住宅街 現住所に引っ越してから約3年半経つが、こ…

翻訳の二次校正が終わる

『精神について』の二次校正が本日ようやく終わった。最後に残ったのは、自分が書いた<訳者からのメッセージ>の校正だったが、知人からもらったアドバイスを反映させて、自分なりに分かりやすさを意識した。 翻訳の二次校正がようやく終わった また、すでに…

喉の炎症で病院に行く

金沢から戻ってからずっと喉が痛くて、一時はほとんど声が出せないほどだった。熱はほとんどないのだが、空咳がひどくて、けっこう消耗する。このためアルバイトを数日休んだほどだ。ここ数日、症状はだいぶ軽くなってきてはいるものの、いつまでたっても軽…

翻訳の二次校正終了にメド

今日も朝から『精神について』の二次校正。 二次校正用のゲラが届いたのが2月11日。前にも書いたように、出版社からは、「5月に刊行したいので、1カ月ほどで二次校正を終えて欲しい」と言われている。しかし『精神について』のゲラは約750頁あり、それを細か…

翻訳の二次校正が遅れ気味

今日は朝から『精神について』の二次校正。私の場合、校正は朝が一番はかどる。とはいえ、金沢訪問などのために作業はだいぶ遅れている。 今日もせっせと翻訳の校正 出版社からは1カ月くらいで二次校正を終えて欲しいと言われているのだが、細かい直しが多く…

駆け足の金沢訪問⑤ーー天気に翻弄されながら、無事に撮影終了

兼六園の向かいにある国立工芸館に着いたのは午後1時。大和百貨店を出たときはまだ曇り空だったのだが、工芸館前に着いてタクシーを降りたとたんに、雨の混じった大粒の霰が降ってきた。 工芸館に着いたら、突然霰が降ってきた 濡れては大変とあわてて工芸館…

駆け足の金沢訪問④ーーせせらぎ通りを散策し、大和で昼食

金沢城公園を一回りした後、方向転換して香林坊の大通りを横切ると、犀川の水を引いた鞍月用水にそった<せせらぎ通り>に出た。 犀川の水を引いた用水路に沿った<せせらぎ通り> 鞍月用水の対岸にはかわいらしい小さな店がたくさんあり、通りと店のあいだにた…

駆け足の金沢訪問③ーー金沢城公園を観てまわる

翌8日は早朝に目が覚めた。この日の金沢は、曇りで肌寒い。 起き出してまず気になったのは『精神について』の校正。しかし環境がかわったせいか、疲労のせいか、あまり集中できなかったので、やむなく、金沢市内を見物することにした。 独特の形をした尾山神…

駆け足の金沢訪問②ーー和食店「伝助」に大満足

金沢に着くと、ホテルでの荷ほどきもほどほどにして、さっそく、ネットで見つけて「金沢で食事をするならこの店っきない」と予約していた和食の店<緑酒 伝助>に向かった。 伝助は、街中の一軒家をつかったいわゆる<隠れ家レストラン>で、若いご主人・濵﨑さ…

駆け足の金沢訪問①ーー香林坊のホテルに泊まる

金沢市にある国立工芸館で収蔵作品の撮影があり、それに立ち会うために金沢を訪問した。 駆け足で金沢を訪問 せっかくの金沢行なので、ほんとうはのんびりしたかったのだが、『精神について』の翻訳校正がまだ半分も進んでいないので、それが気になり、今回…

レース系ハオルチアの花芽が出る

今朝、ふと窓辺を見たら、2月12日に植えつけたレース系ハオルチアのうち1種(左手前)から花芽が伸びていた。 窓辺のハオルチアたち、右奥はハオルチアと近縁のガステリア<臥牛> 花芽が伸びていたのはハオルチア・ボルシイ(Haworthia borsii)。 花芽が出始めた…

囲碁天才棋士のあこがれの女優

本日から鈴木弘之さんの新作写真展『山』が始まり、それを拝見するために、夕方、会場となっている南青山のKシノジュンコさんのブティックに行ってきた。 作品を拝見してから、鈴木さんの配偶者であるファッション・デザイナーの Kシノさんにご挨拶。きけばK…