本と植物と日常

本を読んだり、訳したり、植物に水をやったりの日々…。

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

キルタンサスの一番花が開花

南アフリカの球根植物キルタンサス(Cyrtanthus)の一番花が開花した。 キルタンサスの一番花が咲いた 咲いたのは<パッショネイト・キング>という名の園芸品種。花は、濃いオレンジ~赤の強烈な色だが、形はわりとすっきりしている。今日はまだ最初の花が咲き…

小球根植物ポリクセナを植え替え

暑い日が続いているが、早いもので、あと数日で9月だ。今年はアルバイト以外に校正その他で例年になくあわただしく、当面この忙しさから解放されそうにもない。毎年9月に入ると、春に咲く植物たちの植え付け、植え替えで忙しくなるのだが、今年はじっくり時…

人道主義について考えさせられる映画『シモーヌ』

昨日は新宿武蔵野館でフランス映画『シモーヌ フランスに最も愛された政治家』(オリヴィエ・ダアン監督、2022年作品)を鑑賞した。フランス保健大臣、欧州議会議長などを歴任したシモーヌ・ヴェイユ(1927年~2017年)の生涯を描き、昨年フランスで大ヒットした…

リアルでありながら非現実的な『ルブリンの魔術師』

ユダヤ人の作家アイザック・バシェヴィス・シンガーの小説『ルブリンの魔術師』(大崎ふみ子訳、吉夏社、2000年)を読んだ。 作品全体は非常にリアリスティックな書き方なのだが、それを極端につきつめたためにかえって非現実的な感じのする、独自の作風の作品…

アルバイトをはじめて1年経過

新宿での現在のアルバイトを始めてから、早いもので1年たった。 新宿でアルバイトを始めて1年たった 現在の職場は、同じ会社から派遣された約50人のスタッフが5つのチームに分かれて仕事をしており、私のチームも約10人で構成されている。 仕事の内容にはほ…

残り物には福がある

今日は夕食の締めに、一昨日飲み残したルロワの赤ワイン、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュを飲んだ。一昨日は食事の流れのなかでこのワインを飲んだし、すでにシャンパンやシャブリを空けていたのでけっこう酔いがまわっており、ルロワをじっくり味わう…

ポーランドの国民的叙事詩『パン・タデウシュ』を読む

ポーランドの国民的詩人・作家アダム・ミツキエヴィチ(1798年~1855年)の長篇叙事詩『バン・タデウシュ』(工藤幸雄訳、講談社文芸文庫、1999年)を読んだ。ミツキエヴィチの代表作であるのにとどまらず、19世紀ポーランド文学の最高傑作の一つとされ、現代で…

ストレス解消には料理づくりが一番!?

11日から13日まで、アルバイトが世間並みに3連休なので、昨日は親しい友人たちを招いて、寓居で暑気払いのホームパーティを開いた。 ホームパーティは久しぶりなので、昼からしっかり準備。 招待したのが若者たちなのでメインはガッツリ肉料理にすることにし…

「ビビった!」

私の現在のアルバイト先は外国人の来訪者が多く、フランス人が来ると私が対応しているのだが(英語圏のときはみんなで対応)、先日、その来訪者の一人から、対応へのお礼にとエッフェル塔のキーホルダーをもらった。ありふれた土産品で高価なものではなさそう…

王寺賢太の『消え去る立法者』を読む

王寺賢太の『消え去る立法者 フランス啓蒙における政治と歴史』(名古屋大学出版会、2023年)を読み終えた。18世紀のフランス啓蒙思想を代表するモンテスキュー(1689年~1755年)、ルソー(1712年~78年)、ディドロ(1713年~84年)の政治的テクストを精読し、そこ…