本と植物と日常

本を読んだり、訳したり、植物に水をやったりの日々…。

原種グラジオラス、カリナトゥスが開花

南アフリカに自生している原種のグラジオラス、グラディオルス・カリナトゥス(Gladiolus carinatus)が開花した。花茎も葉も細長く、高さは約70cm。原種グラジオラスとしては大型。寓居の花は薄紫色だが、自生地が広いため花色は黄色に近いものまでいろいろあるようだ。葉と花茎が細いので、寓居では支柱を立てているが、自生地の生育環境はどのようになっているのだろうか。単純に考えれば、群生して互いに支えあっているということなのだろうが、それでは群生する前はどうなっていたのだろうか。考えれば不思議なことばかりだ。

グラジオラスという属名はラテン語のgladius(剣)に由来し、葉の形が剣のようであることからきている。アヤメ科。

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薄紫色の原種グラジオラス、カリナトゥス

園芸で栽培されているグラジオラスは、盛夏に開花する春植え球根だが、原種グラジオラスの大半は秋に芽を出し、春に開花する。このカリナトゥスは屋外で冬越しさせた。