アヤメ科の球根植物モラエア・トリペターラ(Moraea tripetala)が開花した。花茎の長さは30cmくらい、花の直径は5cmくらい。花はアヤメに似た形で、花色は薄紫。細長い葉は葉脈が柔らかく、寓居で鉢植え栽培している株の場合、直立せずに地面に垂れるが、花茎はその間からすっと直立する。1本の花茎に、日をおいて数輪の花をつける。種小名は、外側の3枚の花弁が大きく目立つことによる。
自生地は南アフリカ、ケープ地方の海岸部から内陸まで、比較的広い地域。
ヨーロッパでは古くから知られた品種で、またいくつかの変種があり、このため最近はトリペターラをさらに細かく分類することが提案されている。
日本での栽培は容易。