本と植物と日常

本を読んだり、訳したり、植物に水をやったりの日々…。

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

西洋近代芸術の成立史をコンパクトにまとめた『近代美学入門』

井奥陽子の『近代美学入門』(ちくま新書、2023年)を読んだ。 内容は「芸術――技術から芸術へ」、「芸術家――職人から独創的な天才へ」「美――均整のとれたものから各人が感じるものへ」「崇高――恐ろしい大自然から心を高揚させる大自然へ」「ピクチャレスク――荒…

仔羊煮込みとボージョレ新酒で食事会

『精神について』の翻訳校正が一段落したので、昨日は自宅に友人をお招きして、ささやかな食事会を開いた。メインの料理は手づくりの仔羊肉の煮込み。飲み物は解禁されたばかりのボージョレ・ヌーヴォーなど。食事や会話だけでなく、料理をつくるのも校正終…

ポンパドゥール侯爵夫人の伝記を読む

『精神について』の翻訳一次校正終了後の第一作目として、ポンパドゥール侯爵夫人(1721年~64年)の伝記『ポンパドゥール侯爵夫人』(ナンシー・ミットフォード、1954年、邦訳:柴田都志子、東京書籍、2003年)を読んだ。ポンパドゥール侯爵夫人は、言わずと知れ…

自宅でささやかにボージョレ・ヌーヴォー解禁を祝う

11月第3木曜日は、ボージョレ・ヌーヴォーの解禁日。毎年この日を楽しみにしているのだが、昨日は、アルバイトの帰りにスーパーでボージョレと総菜を買ってきて、寓居でささやかに、ボージョレ解禁と『精神について』の翻訳一次校正終了を祝った。 待ちに待…

大倉山の洋館でコンサートを聴く

一昨日(16日)は、寓居の向かいに住んでいるクリスティーナさんのヴァイオリン・リサイタルがあったので、大倉山記念館ホールに行ってコンサートを聴いた。 コンサートは趣のある洋館で開催された 会場となった大倉山記念館ホールは、昭和7年(1932年)に創建さ…

翻訳の一次校正がようやく終了

先ほどようやく、『精神について』の一次校正が終わり、校正したページを共訳者に送り、その旨を出版社の担当に連絡した。 翻訳の一次校正がようやく終了 前回の投稿で、校正方針の迷いについて書いたが、結局、<作品解説>は共訳者が自分の責任で書いている…

校正がなかなか終わらない!?

『精神について』の一次校正、残りは<作品解説>と<参考文献リスト>のみで、20頁を切っているのだが、なかなか終わらない。というか、10日間ほど作業がストップしている。 方針が決まらず、校正がなかなか終わらない!? というのも、この<作品解説>は共訳者が…

処女の勝利?

『精神について』の一次校正も残り100頁を切り、もうすぐ終わり。昨日は、朝食と夕食をつくった他は、一日中家で校正をしていた。 『精神について』の一次校正も100頁を切った さて、昨日校正していたなかに、「Quel homme … ne préféreroit pas la palme de…