本と植物と日常

本を読んだり、訳したり、植物に水をやったりの日々…。

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

寒波のなかでバビアナが咲く

「冬来たりなば、春遠からじ!」 大寒波襲来で川崎市の寓居でも寒い日が続いているが、そうしたなか窓辺で南アフリカ原産の球根植物バビアナ・セダルベルゲンシス(Babiana cedarbergensis、アヤメ科)が咲きだした。 草丈のわりには大きな花をつけるバビアナ・…

島崎藤村『夜明け前』を読む

年末から読んでいた島崎藤村(明治5年<1872年>~昭和18年<1943年>)の『夜明け前』をようやく読み終えた。藤村が昭和4年から昭和10年にかけて『中央公論』に発表し、昭和7年と昭和10年に出版した長編小説だ。これは、彼が完結させた最後の小説でもある(次の作…

加賀乙彦の死を悼む

作家の加賀乙彦(昭和4年<1929年>生)が、1月12日、93歳で亡くなった。 加賀乙彦は、20代のころからずっと、私がもっとも尊敬する日本の作家だった。 架蔵している加賀乙彦の作品の一部、一番下は署名本 私が加賀の名前を知ったのは、雑誌「現代思想」での中村…

マーラーの悲劇的交響曲を聴く

昨日は、先日に続いて、読売日本交響楽団のコンサートに行ってきた。曲目は黛敏郎の曼荼羅交響曲とマーラーの交響曲第六番「悲劇的」。指揮は山田和樹。会場はミューザ川崎シンフォニーホール。 曼荼羅交響曲を聴くのは今回が初めて。名前のとおり密教の曼荼…

幻想的なフェラーリア・フェラリオーラが開花

少し前に、フェラーリア・フェラリオーラ(Farraria ferrariola)の蕾が膨らんできたという記事を書いたが、そのフェラリオーラがようやく開花した。前の記事と重なる部分もあるが、この植物の性質等は不明の点も多いので、あらためてまとめてみる。 花色はク…

ラペイロウジアの一番花が開花

暖かい陽ざしにつられて、室内で冬越しさせている南アフリカのアヤメ科球根植物ラペイロウジアの一番花が開花した。 青紫色が美しいラペイロウジア・オレオゲナ 本日開花したのは、ラペイロウジア・オレオゲナ(Lapeirousia oreogena)。南アフリカの北西ケー…

ポゴレリチのラフマニノフピアノ協奏曲を聴く

7日は、池袋の東京芸術劇場で読売日本交響楽団のマチネ・コンサートを聴いた。 曲目は、チャイコフスキー『眠れる森の美女』~ワルツ、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、チャイコフスキーのマンフレッド交響曲。指揮は山田和樹、ラフマニノフのソリストはイ…

ようやく年賀状書きが終わる!?

先ほどようやく年賀状書きが終わった。 去年、年末までアルバイトがあって取り掛かりが遅れたので、文面を考えて年賀状を書き始めたのは元旦。送り先はけっこう絞り込んだがそれでも百数十枚あって、宛名を書いたり、一人ひとりに一筆挨拶文を書き添えるのも…

フェラーリアの蕾がふくらむ

今年の正月は天気が良いので、室内に取り込んでいる南アフリカ原産の球根植物たちがすくすく成長している。まずは比較的珍しいフェラーリア(Ferraria)のご紹介。 フェラーリア属はモラエア属と近縁で、ともにアヤメ科のなかのアヤメ亜科(Iridoideae)に分類さ…

元旦は常磐津を聴く

元旦の朝、まずはじめに聴いた音楽は純邦楽で、すべて常磐津。上が「将門(まさかど)」、下の2種が「関の扉(せきのと)」で、どちらも私が好きな演目だ。 上が「将門」、下が「関の扉」 「将門」は、平将門没後の話で、将門の娘がひそかにかたき討ちにやってき…

新年の生活と仕事の計画を立てる(2023年にやりたいこと)

令和5年 明けましておめでとうございます。 さて本日は、お節料理を食べながら自分自身の今後についてじっくり考えてみた。 元旦にじっくり生活と仕事の計画を練った まず最初は、仕事(アルバイト)や生活について。 去年は、アルバイト先が2度も変わるなど、…