南アフリカのアヤメ科球根植物、コドノリザ・コリンボサ(Codonorhiza corymbosa)が開花した。細長い葉のつけ根から花茎が分化し、その先に青紫の小さな花が房状についている。草丈は約15cm。個々の花は直径2cmほどで、6枚の花弁が星形に広がる。花弁の内側には白い斑が入ってアクセントになっている。花は陽がさすと開き、暗くなると閉じる。
コドノリザ属はかつてはラペイロウジア(Lapeirousia)属に含まれていたが、2015年に別の属にすることが提案された。コドノリザ属の特徴は球根が釣鐘型でその基部が平らということだが、花茎のつきかたも、私が栽培しているラペイロウジアとは異なる。
なお、「コリンボサ」という種小名は「房状花」という意味。自生地は南西ケープ。
寒さにやや弱いというので、屋内で冬越しさせた。