室内で栽培しているアヤメ科植物ロムレア・グランディスカパ(Romulea grandiscapa)が開花した。
室内で育てているせいか葉が徒長して、細い葉は約30cmの長さ。そのつけ根から約10cmの花茎を伸ばし、その先端に薄紫色のかわいい花をつけている。花の径は約3.5cm。花弁は6枚で、他のロムレアと同様、星形に均一についている。花は日中陽があたると開花し夜にはしぼむ。これを数日くりかえす。
この植物は正確な分類が今一つ不明で、どうもロムレア・コルムナエ(Romulea columnae)の変種らしい。
コルムナエ自体は西ヨーロッパから地中海沿岸にかけて自生している植物で、そのなかでこの「グランディスカパ」はモロッコ沖のカナリア諸島に自生している。「カナリア諸島のクロッカス」と呼ばれることもあるらしい。
Gramdiscapaは「花柄が大きい」という意味で、小型の植物のわりには見ごたえがある。