本と植物と日常

本を読んだり、訳したり、植物に水をやったりの日々…。

2025-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『失われた時を求めて』~「囚われの女」を読む

自治会の作業の終わりがようやく見えてきたので、アルバイトの通勤時間や休憩時間を使ってプルースト『失われた時を求めて』~第五篇「囚われの女」(集英社文庫、鈴木道彦氏訳、2007年)を読んだ。 芸術への疑問が記された「囚われの女」 『失われた時を求め…

ヴェネツィアを舞台に女性たちの心の融合を描いた『ピエタ』

大島真寿美氏の小説『渦』と『結』がおもしろかったので、他にどんな小説を書いているのだろうと、それ以前に書かれた『ピエタ』(ポプラ文庫、2014年)を読んでみた。2011年に出版され、本屋大賞第3位に選ばれた作品だ。 18世紀ヴェネツィアを舞台にした大島…