7日は、池袋の東京芸術劇場で読売日本交響楽団のマチネ・コンサートを聴いた。
曲目は、チャイコフスキー『眠れる森の美女』~ワルツ、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、チャイコフスキーのマンフレッド交響曲。指揮は山田和樹、ラフマニノフのソリストはイヴォ・ポゴレリチ。ポゴレリチに関しては、CDを何枚かもっているものの生で聴くのは初めてなので、これがかの鬼才の演奏かと、興味深く聴いた。
もう少し具体的に書くと、オーケストラとの掛け合いの部分でも、自分だけになると微妙にルバートをかけてテンポを揺らすところが、おもしろかった。ただしポゴレリチの本領は、有名な第1楽章よりも第2楽章ソロの抒情的な部分によく出ているようにおもわれた。
またチャイコフスキーのマンフレッド交響曲は今回初めて聴いたのだが、パーカッションの演奏家6人の華やかな曲で、それが、ステージの外からも聞こえるようになっており、たまたま私の席は3階だったので、演奏者の動きがよく見れて、視覚的にも楽しめた。
年明けということとポゴレリチの人気で会場は満席で熱気にあふれていた。