音楽鑑賞
昨日は東京文化会館で藤原歌劇団によるグノーの歌劇『ファウスト』の公演を聴いた。オケは東京フィルハーモニー交響楽団、指揮は阿部加奈子。グノーの歌劇を実演で聴くのは、私にとって今回が初めて。手持ちの3種類のCD(クリュイタンス指揮、ボニング指揮、…
一昨日(16日)は、寓居の向かいに住んでいるクリスティーナさんのヴァイオリン・リサイタルがあったので、大倉山記念館ホールに行ってコンサートを聴いた。 コンサートは趣のある洋館で開催された 会場となった大倉山記念館ホールは、昭和7年(1932年)に創建さ…
10月17日(火)は、サントリーホールで読売日本交響楽団の定期演奏会を聴いた。曲目はヒンデミットの『主題と変奏<4つの気質>』とアイスラーの『ドイツ交響曲』。目玉は2曲目の『ドイツ交響曲』で、当日が日本初演だ。 10月17日、アイスラーの『ドイツ交響曲』…
クラシック音楽の録音評を中心にした月刊誌『レコード芸術』(音楽之友社)が6月に休刊(実質廃刊)した。私は最近ようやくその最終号を入手したが、以前と比べて、かなり薄くなっている。 『レコード芸術』最終号 同誌は1951年創刊で71年の歴史があるが、1951年…
昨日は七夕。若い友人を誘って御茶ノ水のジャズ・スポットnaruに行き、ピアノ・トリオの演奏を楽しんだ。 御茶ノ水で七夕のジャズを楽しんだ ピアノは松本茜さん、ベースは小川晋平さんで、ドラムはオーストラリアのミュージシャン、アンドリュー・ディクソ…
昨日(5月31日)はサントリホールで、読売交響楽団の定期演奏会を聴いた。曲目はシベリウスの交響詩『エン・サガ』、シューマンのピアノ協奏曲、ニールセンの交響曲第5番。指揮は上岡敏之、シューマンのピアノ独奏はエリソ・ヴィルサラーゼ。 明快な解釈でなじ…
昨日は、サントリーホールで行われた読売日本交響楽団の定期演奏会を聴いた。 この日のプログラムは、ランガーの「フィガロの離婚」組曲(日本初演)、ベルクのヴァイオリン協奏曲、チャイコフスキーの交響曲第1番「冬の日の幻想」。「フィガロの離婚」組曲は…
昨日は、先日に続いて、読売日本交響楽団のコンサートに行ってきた。曲目は黛敏郎の曼荼羅交響曲とマーラーの交響曲第六番「悲劇的」。指揮は山田和樹。会場はミューザ川崎シンフォニーホール。 曼荼羅交響曲を聴くのは今回が初めて。名前のとおり密教の曼荼…
7日は、池袋の東京芸術劇場で読売日本交響楽団のマチネ・コンサートを聴いた。 曲目は、チャイコフスキー『眠れる森の美女』~ワルツ、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、チャイコフスキーのマンフレッド交響曲。指揮は山田和樹、ラフマニノフのソリストはイ…
元旦の朝、まずはじめに聴いた音楽は純邦楽で、すべて常磐津。上が「将門(まさかど)」、下の2種が「関の扉(せきのと)」で、どちらも私が好きな演目だ。 上が「将門」、下が「関の扉」 「将門」は、平将門没後の話で、将門の娘がひそかにかたき討ちにやってき…
本日はフランス革命記念日、いわゆるパリ祭だ。シャンソンを聴くのもいいが、わが家のCD棚からフランス革命期の音楽をいろいろ取り出して聴いてみようかなとおもっている。 画像は、左上がグレトリー(1741年~1813年)の歌劇『獅子心王リチャード』(1784年初…
今日は、CDでルイジ・ケルビーニ(1760年~1842年)のオペラ『ロドイスカ(Lodoiska)』(1791年7月初演)を聴いた。ケルビーニはイタリア出身でフランス革命期から王政復古期にかけてフランスで活動した作曲家。原作はフランスの小説家・政治家ルヴェ・ド・クヴレ…
昨日は新国立劇場でのワーグナー『ニュルンベルクのマイスタージンガー』新演出公演の初日だったので、楽しみにして行ってきたが、失望した。 この公演、そもそも昨年新国立劇場と東京文化会館の初の共同企画として制作されたもので、去年の両公演はコロナで…
8月28日、東京二期会公演で、アルバン・ベルク(1885年~1935年)のオペラ『ルル』を鑑賞し、オペラ表現の根源性を考え震撼させられた(於:新宿文化センター大ホール)。 『ルル』はフランク・ヴェーデキント(1864年~1918年)の戯曲『地霊』と『パンドラの箱』に…