本と植物と日常

本を読んだり、訳したり、植物に水をやったりの日々…。

駆け足の金沢訪問③ーー金沢城公園を観てまわる

翌8日は早朝に目が覚めた。この日の金沢は、曇りで肌寒い。

起き出してまず気になったのは『精神について』の校正。しかし環境がかわったせいか、疲労のせいか、あまり集中できなかったので、やむなく、金沢市内を見物することにした。

独特の形をした尾山神社の門

まず向かったのは、前田利家とまつを祀る尾山神社。ホテルの200mほど先を右にまがると、すぐに独特の形をした門が見えてきた。

前田利家とまつを祀った尾山神社の拝殿

こちらは尾山神社の拝殿。境内のあちらこちらに梅が植えてあるが、考えてみたら、前田家の本姓は<菅原>なので、梅とは切っても切れない縁だ。

金沢城の鼠多門

尾山神社の境内を抜けると、すぐに金沢城の鼠多門。この門は最近再建されたばかりという。

玉泉院丸庭園

ここからから城内にはいると、すぐ目の前に玉泉院丸庭園が広がっていた。兼六園が来客用の外向きの庭であるのに対し、こちらは前田家の自分たち用の庭だという。

元旦の大地震で崩れた石垣

庭園の裏から二の丸に向かったが、よく見ると、一月の地震で崩れた石垣も目についた。

本丸跡から見た橋爪門と五十間長屋

金沢城は何度が大火にあっており、天守閣は、江戸時代に焼失したまま再建されていない。ともかく本丸跡の高台まで行くと、二の丸の橋爪門と五十間長屋が見下ろせた。