フェルトハイミア・カペンシス(Veltheimia capensis)の蕾がふくらんできた。フェルトハイミア属は南アフリカに自生するキジカクシ科の植物で、本種カペンシスとバラクテアータの2種からなる。カペンシスの自生地は南アフリカ西部の岩の多い乾燥した傾斜地。

葉はやや肉厚で幅広く、波打っている。葉の間から花茎を伸ばし、先端にキジカクシ科の特徴である集合花をつける。花の形状はススキノキ科のクニフォフィア属と似ている。
自生地は秋から冬にかけて雨が降り、夏には乾燥するので、晩春に葉を落として休眠する。寓居のフェルトハイミアは比較的頑健で、八月末、まだ水やりをしないうちに芽が伸びてきたので、あわてて植え替えして水やりを開始した。
フェルトハイミアという属名は18世紀ドイツの植物愛好家アウグスト・フェルディナント・フォン・フェルトハイム(1741年~1801年)にちなむ。日本の園芸では、属名を英語風に読んでベルセミアあるいはバーセミアと呼ばれることもある。種小名のcapensisは<ケープ(岬)の>という意味。