神戸港でさっそくコンチェルト号という船に乗り込み、港町・神戸ならではの船上のクルージングディナーに出発。

普通のレストランと違って、船のレストランには出航時刻があって遅れると乗船できないので、間に合うかと、実はちょっとドキドキだった(笑)。

こちらが船内。案内された船室は船の3階。アイボリー・ホワイトが基調で落ち着いた雰囲気。ただやはり天井が低いし、普通のレストランとはどこか雰囲気が違う。また当然のことながら、窓から見える光景はどんどん変わっていく。パノラマを観ながらというより、パノラマの中での食事だ。

ピアノの生演奏もあった。さまざまな景色を見て、「あれだ、これだ」と指さしていたら、いつの間にか隣の席の方とも仲良しになっていた。聞けば、義理のお母さんとお嫁さんだけの、肩の凝らない女子会とのこと。

さて、この日の料理は月の物語を表現しているというけれど、どんな料理がでてくるか楽しみ。

船上から眺めるポートタワーと海洋博物館。

最初の飲み物はロゼ・シャンパン。大観覧車を背景に、はいポーズ。船はだんだん岸壁から遠ざかっていく。

しばらくすると、前菜がでてきた。サーモンと鯛のシンプルなアンサンブル。

そのあとスープが出て、それがさがると魚料理。鮮魚と五種の野菜のシンフォニーがコンセプトとのこと。味はまずまずといったところ。船の上なので、限られた時間とスペースで大量に調理しなくてはいけないという制限があるせいか、料理はシンプルなものが多かった。

ほどよいタイミングで、今度は分厚いフィレ肉のソテーがでてきた。
「いただきま~す(笑)」

肉料理を食べたあと、隣の方のすすめで、腹ごなしにデッキに出てみた。

いや~、絶景かな。絶景かな。

船室に戻るとデザートが出て、料理はおしまい。船はゆるゆると神戸港に戻っていく。
ちなみに、この日の飲み物は、シャンパンがエドシック、白ワインがカリフォルニアのオー・ボン・クリマ、赤ワインがボルドーのヴァランドロー。船上でサービス・スペースに限りがあるので、ワインの種類を選ぶことはできないが、まずまずだった。

ということで、いや~、他では味わえない素晴らしい体験だった。
【神戸クルーズの公式サイト】