今日は夕食の締めに、一昨日飲み残したルロワの赤ワイン、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュを飲んだ。一昨日は食事の流れのなかでこのワインを飲んだし、すでにシャンパンやシャブリを空けていたのでけっこう酔いがまわっており、ルロワをじっくり味わうという雰囲気にはならなかったのだが、今日はしっかりルロワそのものを味わった。
一昨日開けたワインがすでにダメになっていないか心配する人がいるかもしれないが、コート・デュ・ローヌは比較的強いワインだし、2007年もので醸造してからかなり時間がたっているので、味の変化はそれほどなかったようにおもう(厳密に考えれば何も変化していないはずはないのだが)。
それよりやはりすごいとおもったのは、生産者ルロワの技だ。
上に書いたように、フランス南部で生産されるコート・デュ・ローヌは、もともとすぐ北のブルゴーニュ地方のワインよりも力強く、時によっては野性味を感じさせるのだが(ブドウの品種はブルゴーニュのピノ・ノワールに対してシラー中心)、このルロワのコート・デュ・ローヌは、力強いけれどもしなやかで、なにか品格を感じさせる。マイルドで飲みやすいけれども、味に核があるのだ。ということで、大満足の飲みだった。
ちなみに付け合わせは、やはり一昨日出して食べきれなかったチーズ盛り合わせ。
残り物には福がある(笑)。
