本と植物と日常

本を読んだり、訳したり、植物に水をやったりの日々…。

ロムレア・エクシミアが開花

南アフリカの南西ケープ地方に自生するアヤメ科植物ロムレア・エクシミア(Romulea eximia)が開花した。ラベルを見ると、2018年に種を撒いた株だ。

この種は地面から短い花茎が伸びて、その先端に6弁の星形の花が咲く。花の径は約1.5cm。図鑑などで見ると、エクシミアの花色は濃い赤かオレンジ色だが、寓居のエクシミアはピンク。

ピンクのロムレア・エクシミア。葉は角ばっていて直立

エクシミアは葉に特徴があり、葉脈がはっきりした約10cmの葉がつくが、葉は角ばっているように見える。また葉の表面には細かい毛が生えている。

今日咲いたのは3番目の蕾で、いつもは私が出かけている昼の時間帯に開花して、戻ったころには花が閉じているようだ。先に咲いた花は、とくに何も手を加えていないが、自家受粉したらしく種ができている。2021年春に咲いた株から採取して同年10月に種を撒いた子株も育っているが、こちらの葉はつやつやしていて親株と似ていない。

子株の葉はつやつやしていて親株の葉と似ていない

なお、属名の「ロムレア」は古代ローマ建国の英雄ロムルスに由来し、「eximia」という種小名は、「立派な・優れた」という意味のラテン語の形容詞。