淀屋橋からやや方向を転じて、次に大阪市立東洋陶磁美術館に向かった。
私は焼き物(器)が好きなので、大阪に来るたびにこの美術館が気になっていたのだが、なかなか訪れるチャンスがなく、この機会にじっくり同美術館を観てまわることにした。折から、東洋陶磁美術館ではリニューアルオープン記念特別展を開催中だった。
入ってみると、陶磁器を鑑賞するのは人工的な照明よりも自然光のもとでの方がよいという判断から、同美術館は自然光をかなり取り入れた設計になっていた。
エントランスでは、かつて豊臣秀次が所持していたという国宝の華やかな油滴天目茶碗をじっくり鑑賞。
日本の皿では、こちらの古九谷の大胆なデザインにくぎ付けになった。
こちらは韓国語で文房(ムンバン)と呼ばれる清楚な朝鮮の文具セット。
陶製の素朴な朝鮮の副葬品の人形。女性の楽人姿(左)は貴重という。
いっぽうこちらは、柿右衛門様式の磁器でできた相撲取りの人形。
東洋陶磁美術館を観たあと、いったんホテルに戻って着替え、いよいよ学会が開催される大学のキャンパスに移動。まずは地下鉄四つ橋線で西梅田に出た。関東から来た人間にはここでの阪急電車への乗り換えがかなり複雑で、まずは阪神百貨店の前を通り抜け。JRの大阪駅を横目に見ながら、阪急百貨店の横を通り抜けた。
阪急百貨店横のコンコースでは、<GREEN SEED>と題された巨大な木の根?のオブジェがひときわ目をひいた。期間限定の展示らしい。
阪急百貨店を通りぬけたあたりで急に空腹を感じ、阪急三番街の清十郎という店に立寄って、大阪名物のお好み焼きを注文。
本場のお好み焼きは格別!?
大学のキャンパスには、阪急の蛍池でモノレールに乗り換え。
寄り道したので時間がかかり、3時過ぎに、ようやく、目指す柴原駅に着いた。