本と植物と日常

本を読んだり、訳したり、植物に水をやったりの日々…。

本ができ、出版社からサンプルが届く

本日、古都の大学から私が翻訳(共訳)した『精神について』(仮題)の翻訳者用サンプルが届いた。予想してはいたが、770頁あるのでけっこう分厚い。

古都の大学から翻訳した本のサンプルが届いた

内容紹介代わりに、本書の巻頭に私が書いた<訳者からのメッセージ>の一部を引用しておきたい。

 

「<精神>という言葉から現代の読者は何を想像するでしょうか。そしてまた18世紀の読者は何を想像したのでしょうか。エルヴェシウスの『精神論』は、古典的な唯物論の立場でこの問題に正面から取り組んだ大著です。『人々は毎日精神と呼ぶべきものについて議論しているが、この言葉に同じ観念を結びつけるものは誰もいない。』これが、作品冒頭でのエルヴェシウスの問題提起です。以下、本書全体をとおし、さまざまな角度から精神は何かが問われていきます。」

 

本は、これから一般書店やAmazonなどに配本され、7月初旬に発売予定とのこと。明日は古都の大学に、お礼の挨拶に行く予定。