9月末に水やりを始めた南アフリカに自生する小型球根植物、バビアナ(Babiana)が発芽し、すくすく成長している。わが家ではambigua とcedarbergensisの2種類のバビアナを育てているが、どちらもほとんど同時に発芽した。
バビアナの葉は、他のアヤメ科植物と少し違っていて、やや幅広い剣状で、2枚の葉が出揃うとハート型に見える。現在大半の株がまだ葉が1枚の状態だが、1株だけもう2枚目の葉も出て、ハート形に広がり始めている。またバビアナの葉は縦方向に走る葉脈が盛り上がっていてはっきり見えるのも特徴。葉の全体には、細い毛が生えている。
学名は現地の言葉でヒヒ(バビアナ)が好んで球根を好んで食べることに由来する。和名は「穂咲アヤメ」。
ambigua もcedarbergensisもケープ地方の限られた地域に自生し、草丈は10cm~20cmくらいにしかならない。いずれも春先に開花。cedarbergensisからは種が採れたので19年の秋にそれも撒いておいたが、そちらからも小さな芽が出始めている。こちらの開花は再来年の春くらいだろうか。