本と植物と日常

本を読んだり、訳したり、植物に水をやったりの日々…。

キルタンサスが開花

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キルタンサス「パッショネイト・キング」


 

 

ヒガンバナ科の植物キルタンサス(Cyrtanthus)の一種が開花した。今回開花したのは「パッショネイト・キング」という園芸品種。朱色の花弁の外側に一筋白い線が入っていて、非常に美しい。

キルタンサスは南アフリカ原産の植物だが、夏に雨が降る地域(インド洋側)と冬に雨が降る地域(大西洋側)にまたがって自生しており、雨季に合わせて生育のタイミングが異なる。このパッショネイト・キングは夏に雨が降る地域のキルタンサスの系統をひくらしく、春に芽を出して、これまで少しずつ成長してきた。アフリカの大地をおもわせる華やかな色彩をしばし楽しむことにしよう。

なお、キルタンサスという学名は「曲がった花」を意味し、多くの品種が筒状の曲がった花をつけることに由来しているが、このパッショネイト・キングは、画像で分かるようにやや上向きのラッパ状の花。葉は細長く、少し肉厚。