本と植物と日常

本を読んだり、訳したり、植物に水をやったりの日々…。

原種グラジオラス「アクァモンタヌス」が発芽

原種グラジオラスの一種、Gladiolus aquamontanus(グラディオルス・アクァモンタヌス)が早くも発芽した。

長く伸びた芽の右側(鉢の中央あたり)に2芽発芽しました。

この品種は、南アフリカ・西ケープ州のSwartberg山脈に自生しており、自生地は冬に雨が降る地域だ。したがって、普通の栽培方法としては、秋に水やりを開始して秋から冬にかけてじっくり成長させ、春の開花を待つという生育サイクルなのだが、晩春に葉が枯れてから戸外で管理していたところ、特に水やりもしないのに8月中旬に最初の球根が自然に発芽した。このためあわてて植え替えて、鉢が乾燥するとときどき水を撒いていたのだが、今朝観察したら、2番目、3番目の球根も発芽していた。最初に発芽した芽(葉)は、もう20cmほどに伸びている。

自生地の自然環境がよく分からないのだが、夏に雨が少ないといっても南アフリカ東部の海岸地帯のような極端な少雨ではなく、夏も少量の雨が降り、それに合わせて早めに発芽するのかもしれない。

強健な品種だ。