本と植物と日常

本を読んだり、訳したり、植物に水をやったりの日々…。

校正がなかなか終わらない!?

『精神について』の一次校正、残りは<作品解説>と<参考文献リスト>のみで、20頁を切っているのだが、なかなか終わらない。というか、10日間ほど作業がストップしている。

方針が決まらず、校正がなかなか終わらない!?

というのも、この<作品解説>は共訳者が書いたもので、事実関係で、私には事実誤認ではないかと思える部分がある。このため内容の一部が、私の考え(作品分析)とは違っている。加えて、文体も私の文体とはかなり違っている。

ということで、もし加筆訂正してよいならば、校正というより全面書き換えしたいところなのだが、共訳者が書いたものなので抑えている。しかしそうすると、どう校正していたらいいのかゲラを前にして迷うばかりで、作業が少しも進まないのだ。

そもそも、『精神について』の本文は18世紀のフランス人がフランス語で書いたものなので、日本語ではこう表現した方がいいのではないかというところに、校正の意味があるのだが、共訳者のオリジナルの文章を私が校正していいものかどうか、よく分からない。

とはいえ、このまま何もしないで、事実誤認と思われる箇所を私が容認したように思われるのも納得がいかない。

等々、考え出すと迷うばかりで、校正がちっとも進まないのだ。

いつまでも終わらせないわけにはいかないので、方針を決めて、明日中にはなんとか校正を終わらせたいのだが…。