本と植物と日常

本を読んだり、訳したり、植物に水をやったりの日々…。

レース系ハオルチアの花芽が出る

今朝、ふと窓辺を見たら、2月12日に植えつけたレース系ハオルチアのうち1種(左手前)から花芽が伸びていた。

窓辺のハオルチアたち、右奥はハオルチアと近縁のガステリア<臥牛>

花芽が伸びていたのはハオルチア・ボルシイ(Haworthia borsii)。

花芽が出始めたハオルチア・ボルシイ

2月はほんらいハオルチアの植え付けに適した時期ではないので、植え付けた時に汚れ落としを兼ねて水をやっただけで、それからはまったく水をやらずに様子をみていたのだが、ぶじ根付いたと判断して、あわてて水を与えた。

同時に植えつけたハアルチア・バッテニアエ(Haworthia batteniae)は変化なし。

ハオルチア・バッテニアエは変化なし

でも株の状態は良いので、きっとうまく根付いているのだろう。

参考までに、ハオルチアを置いている窓は北向きで、日光はほとんど当たらない。いわゆる明るい日陰に近い栽培条件だとおもう。

囲碁天才棋士のあこがれの女優

本日から鈴木弘之さんの新作写真展『山』が始まり、それを拝見するために、夕方、会場となっている南青山のKシノジュンコさんのブティックに行ってきた。

作品を拝見してから、鈴木さんの配偶者であるファッション・デザイナーの Kシノさんにご挨拶。きけばKシノさん、最近囲碁に凝っているということで、オープニングには棋士の藤澤一就八段(右)が顔を出していた。

藤澤一就八段に会って大感激

私は、何をかくそう、一就八段の実父・故藤沢秀行名誉棋聖の大ファンで、囲碁が上手になるようにとかつて藤沢棋聖棋譜をなんどもならべたことがある。このため、実子・藤澤一就八段をご紹介いただいて大感激。藤沢名誉棋聖は、昭和を代表する天才的棋士であると同時に賭け事が大好きで、億単位の借金をつくるなど、破天荒の人生をおくったことでも有名。今日は一就八段から、そのための家庭での苦労話の一端もうかがうことができた。

藤沢名誉棋聖のあこがれの女優

その話が一段落して、Kシノさんと、「私はE波杏子さんとも囲碁をしようと約束してたんですよ」と話をしていたら、一就八段が割って入り、「実は、父はE波さんの大ファンでした」と、これまで誰からも聞いたことがないエピソードが披露され、ちょっと驚いた。しかし意外なようでも、大映時代のE波さんは女賭博師シリーズで一世を風靡していたので、賭博好きの藤沢名誉棋聖は、そのイメージからE波さんをとても気に入っていたということには必然性がある。最初不思議なつながりだと思ったが、一就八段の説明をきいて納得した。
その後も話がはずみ、Kシノさんとは、「今度ぜひ対局しましょう」と約束して、ブティックを辞去した。

地元のなじみの魚屋、肉屋、八百屋が閉店!?

新百〇ヶ丘で私がいつも買い物をしていたビルの魚屋、肉屋、八百屋が、テナント入れ替えのため今日でいっせいに閉店した。

なじみの店が閉店でショック!

アルバイトが終わって6時過ぎに店に着いたときは、閉店セールを目指してすでに大勢の客がおしかけており、めぼしい商品はほとんど売り切れ状態だったが、そのなかからなんとか最後の買い得品を見つけることができた。その後、なじみの店員やレジ係とお別れの挨拶。

それにしても、この店がなくなると、ほんとに困る。

スミレに似たスパラクシスが開花

南アフリカに自生しているアヤメ科球根植物スパラクシス・メテレルカンピアエ(Sparaxis metelerkampiae)が開花した。自生地は、北ケープ、西ケープなど。

スパラクシスが開花

草丈は約20cmで、花のサイズは約3cm。花弁は6枚で、花色は紫、形は左右対称。花弁は上方の1枚が大きく、下方の3枚は小さく基部に白い斑が入る。花弁全体の基部は癒合して細い管状になっている。

葉はやや幅広い。

スパラクシスという属名は、ギリシア語の<スパラッソ>に由来し、苞葉が裂けていることを表す。

このスパラクシス・メテレルカンピアエは、かつてはシノティア属(Synnotia)に分類されていたが、現在は、旧シノティア属全体がスパラクシス属に統合されている。アヤメ科のなかでは、イクシア属と近縁。

花の異名はアフリカ・スミレ

旧シノティア属の種の花弁が不均一で左右対称なのに対し、旧スパラクシス属の種の花弁は均一で花の形は全体が放射状。また旧シノティア属の花の形はスミレに似ているというので、<アフリカ・スミレ>という別称もある。<metelerkampiae>という種小名の由来は不明。この種は<variegata>と混同されることもある。

なお園芸では、一般的にスパラクシス属は<スパラキシス>と呼ばれている。

原種グラジオラス<ヒアリヌス>が開花。

南アフリカに自生している原種グラジオラスの一種グラディオルス・ヒアリヌス(Gladiolus hyalinus)が数日前から咲き出した。

野生蘭に似た雰囲気のグラディオルス・ヒアリヌス

花弁の長さは約3cmで、花の広がりは約4cm。花は左右対称だが、花弁の形(色)は、それぞれ特徴がある。また寓居の株の花色は、花弁の中央に濃い筋が入った褐色だが、現地で自生している株は、黄色に近い色から黒褐色まで、さまざまとのこと。

草丈は約20cmで、葉は非常に細長い。

この種は、南アフリカでもナマクアランド、南西ケープなど比較的広い地域に分布。

全体的に、日本の野生蘭・寒蘭に似た雰囲気。

アサリと菜花のパスタをつくる

昨日、アルバイトの帰りに近所のスーパーを覗いたら、アサリと菜花が安かったので、今日はそのアサリと菜花をつかったパスタの朝食をつくった。

メインの具材はアサリと菜花

まずは菜花をさっと下茹で。

まずは菜花をさっと下茹で

次に玉ネギとシメジを炒め、火がとおったら、それに下茹でした菜花を加えてバランスよくあえる。菜花は下茹でしてあるので、軽くあえるだけで大丈夫。

玉ネギとシメジを炒め、菜花を加える

 

炒めた野菜はいったんフライパンから取り出し、次にアサリのワイン蒸しをつくる。

アサリの口が開いたら、取り出しておいた野菜を加えてあえれば、パスタソースのできあがり。炒めた野菜をあとから加えると、野菜にほどほどの硬さや風味が残るので、ソースがおいしくなる。

アサリのワイン蒸しに、炒めた野菜を投入

パスタを茹でて、ソースとあえれば、アサリと菜花のパスタができあがり。

パスタ

菜花のほろ苦さがきいて、思いつきでつくったにしては、いい感じだった。たくさんつくったので、お向かいさんにもおすそ分けした。

紫色の小さなヘスペランサが開花

南アフリカに自生している小さなアヤメ科球根植物ヘスペランサ・オリガンサ(Hesperantha oligantha、学名をラテン語風に読めば<ヘスペランタ・オリガンタ>)が数日前から咲き出した。

ヘスペランサの一番花

2019年に種を播き、去年に続いての開花。6枚の花弁がほぼ均等につく星形の花で、花色は濃いピンクから紫。花の直径は約2cm。花弁の基部は融合して細い管のようになっている。葉も細長く、全体はすらっとした感じ。

<ヘスペランサ>は<夕方の花>という意味で、ヘスペランサ属のなかに夕方に咲く品種があるところから命名されたというが、このオリガンサは時間に関係なく咲き、数日間咲き続ける。またヘスペランサ属は、進化系統からいうとゲイソリザ属ときわめて近縁。

自生地は北ケープの内陸部、カル―高原のRoggeveld山脈付近。

ヘスペランサの小さな芽

去年の春に咲いた花から種がとれたので、11月に播いたところ、効率よくたくさん発芽し、すでに第二葉も顔を出し始めている。種の播き方がよく分からないので、去年は種の上に土をかぶせず播いたままにして、種の表面がつねに湿っているよう絶やさず水をやっていたのだが、結果的にそれがよかったということなのだろう。