本と植物と日常

本を読んだり、訳したり、植物に水をやったりの日々…。

翻訳の初稿ができる

昨日、1772年に行なわれた第一次分割直後のポーランドの政情を記した作品の翻訳初稿があがり、今日からさっそく、その訳文の見直しをはじめた。また今回は、去年翻訳したもう一つの作品と合わせ、ポーランド史関係の2作品を小冊子にまとめたいと考えているので、その解説用に、ポーランドの政府と法についての改革案も読み始めた。この作品は大作なのですぐに翻訳はできないのだが、重要な作品なので、将来的にはこれも翻訳紹介したい。現状で、去年訳した作品が35,634字、今回の作品が38,419字、略解が4,890字で計78,943字(原稿用紙約197枚)あるので、見直しもけっこう時間がかかりそうだ。

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ポーランド史関係の作品の翻訳初稿ができた

言葉の点から言うと、18世紀のフランス語と現代のフランス語では、文法的な違いは特にないのだが、なにせ18世紀には宮廷が存在し、言葉もとても丁寧なので、ときどき、どうやって現代の日本語に訳したらいいか、首をひねってしまう表現がでてくる。次の表現もそんな感じで、翻訳(日本語への置き換え)がとても難しい。果たして、以下のような感じでほんとうにいいのやら…。

Si vous vous trompez, il vous importe trop de vous débarasser de votre erreur, pour que mon amitié n'examine pas avec le plus grand scrupule, ce que vous me faites l'honneur de me dire.

もしあなたが間違っておられるならば、あなたの誤りを取り除くことはあまりにも大切です。ですので、とてもためらわれますが、光栄にもあなたが私におっしゃっていることを、友情から吟味せずにはいられません。