本と植物と日常

本を読んだり、訳したり、植物に水をやったりの日々…。

ポーランド関係の翻訳を進め、地図をつくる

11月から18世紀ポーランドの政治状況について書いた作品の翻訳を始めたのだが、今日は朝からその翻訳を進めた。小品でそんなに分量はないので(おそらく原稿用紙40枚~50枚程度)、なんとか1月末までには訳了したい。現在の進行状況は約20%程度といったところだろうか。また私は同じ著者がポーランド問題について書いた別の小品をすでに翻訳しているので、最近は、それと合わせて私家版の小さな本をつくってみたいとも考えている。

そんなこともあって、ふと思い立って、2作品を合冊にしたときに参考資料としてつけられるようポーランド分割を示す地図をつくってみた。

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手描きで、ポーランド分割を示す地図をつくってみた

翻訳そのものの方では、テクストのなかに分割前のポーランドプロイセンに領土の一部を譲ったととれる文章があって、その事実確認がけっこう難しかった。ただそれも、以前ポーランドに行った際に買い求めた歴史地図のなかに、1657年からポーランド辺境の一部地域がブランデンブルク(=プロイセン)領となっているという表記があって、「これだ、これだ」とさっそく飛びついた。日本ではあまり知られていない事実だが、北方戦争の結果、ブロンベルク条約でポーランドがこの地域を譲ったということのようだ。

とりあえず一歩前進。