4月から取り組んでいた『精神について』の校正が本日ようやく終了した。
途中、アルバイトの退職&職探しや、もう1冊の本『ポーランド問題について』の出版作業などがあり、結局、校了まで6カ月強かかったことになる。やれやれだ。
今月中旬に出版した翻訳作品『ポーランド問題について』の方は、完全に自分の本なので、自分の判断で好きなように文章に手を入れて校正できたのだが、『精神について』はもう一人翻訳者がいて共同作業なので、校正といっても完全に自分のおもうようにはならない。だいいち、「精神(esprit)」というキーワードそのものをどう訳すかで、私と共訳者では考えが違うところがあって、今回の校正はかなり難航した。
それでもともかく、本日共訳者に校正を郵送し、合わせて、古都の大学の編集者にも校正が終わったことを連絡した。
今回の校正は、明らかな誤訳やどうしても気になる箇所に手を入れただけなので、出版するとなると、おそらくもう一度校正が必要だとおもう。それを誰が行うのかなど、実際の出版まではまだまだいろいろ面倒なことがありそうだが、ともかくこれで一山超えたという感じで、ほっとしている。