本と植物と日常

本を読んだり、訳したり、植物に水をやったりの日々…。

ポーランド史関係の本が届く

ポーランド関係の本を翻訳するために、アマゾンに日本語で読めるポーランド史の本を注文したところ、さっそく届いた。1冊目は白木太一『近世ポーランド「共和国の再建 四年議会と五月三日憲法への道』(彩流社、2005年)、もう1冊は岡上理穂『中欧の不死鳥 ポーランド不屈の千年史』(出窓社、2019年)。今、それらにざっと目を通しているが、白木氏の著作はなかなかの力作。18世紀末のポーランドの政治情勢を知るのにさっそく役に立ちそうだ。一方岡上氏の著作は、副題の「千年史」が示しているように、ポーランドの通史。18世紀についての記述は少ないが、複雑なポーランドの歴史をコンパクトにまとめている。

これらのほかに、フランス語の参考文献として、ランゲの『現在の北方問題、とりわけポーランドの問題についての政治的・哲学的考察』(1773年)と、マルティの『18世紀後半におけるポーランドへのフランス人旅行者』(2004年)も注文中で、届くのが楽しみだ。

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