本と植物と日常

本を読んだり、訳したり、植物に水をやったりの日々…。

新宿でブルゴーニュ・ワインを飲み比べ

今日は、某展覧会の帰りに新宿のワインバー<マルゴ・グランデ>に立ち寄ったところ、ブルゴーニュ・ワインの飲み比べという企画をやっていたので、それに参加してみた。

ブルゴーニュ・ワイン飲み比べ

飲み比べたのは、左からニュイ・サン・ジョルジュ(2012年)、シャサーニュ・モンラシェ(2018年)、モレ・サン・ドニ(2009年)の3種。ブルゴーニュ・ワインなので、葡萄の品種はピノ・ノワール、またボトルはすべてなで肩。

ブルゴーニュ・ワインは基本的にブレンドせず、葡萄畑がある地域(村)で醸造して瓶詰めするので、どの地域で生産したかが重要で、隣接した地域のワインは似かよった雰囲気になるのだが、ニュイ・サン・ジョルジュとモレ・サン・ドニはコート・ド・ニュイと呼ばれる北部地域の産で、ニュイ・サン・ジョルジュはヴォーヌ・ロマネ村(ロマネ・コンティの畑がある村!)に、モレ・サン・ドニはジュヴレ・シャンベルタン村にそれぞれ隣接している。またシャサーニュ・モンラシェはコート・ド・ボーヌと呼ばれる南部地域の産。

いずれもじっくり味わうタイプで、ほおっておくと酸化して品質が低下するため、グラスではほとんど飲めない銘柄。注文する人が多くリスクが少ないマルゴ・グランデだからできる好企画だ。

生産年が違うので一概に比較はできないが、一番若いシャサーニュ・モンラシェは、軽くてさらさらした感じ、ニュイ・サン・ジョルジュは少しとがっていて、モレ・サン・ドニはマイルドだった。

ちなみに、先日観た映画『ミセス・ハリス、パリへ行く』にはシャサーニュ侯爵という人物が登場するのだが、おそらく彼は、シャサーニュ地区の領主という設定なのだろう。店の人とそんな話をしながら、楽しいひとときを過ごすことができた。

https://www.marugo-s.com/g/