今日はアルバイトが休み。暖かいので裏庭の枯葉を片づけていたら、沈丁花の株元に細花小貝母(ホソバナコバイモ、Fritilaria amabilis)がひっそり咲いていた。
中国地方や九州の産地に自生している日本特有のユリ科植物で、草丈は約6cm。下向きの花(花弁)は約1.5cm。貝母属の一種なので、黒百合(Fritilaria camtschatcensis)とも近縁だ。
株ごとの変異が大きいようで、1株は葉が緑色で花の色も白っぽい褐色だが、もう1株は葉が褐色で、花の色も濃い。
また未開花の株もあるが、それには褐色で丸い葉がついている。
一昨年の春に植えてそのままにしておいたのだが、木陰でけなげに生き延びているようだ。南アフリカの植物に比べると、だいぶ控えめな印象だ。
3月12日追記:本日みたら、最初褐色だった株も緑色になっていた。株の色は、開花(発芽)後に変化するということだろうか。栽培経験が少ないので、よく分からないが記しておく。
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