本と植物と日常

本を読んだり、訳したり、植物に水をやったりの日々…。

2024-04-13から1日間の記事一覧

『失われた時を求めて』~「スワン家のほうへ」を読む

ドライなミシェル・ウエルベック作品『闘争領域の拡大』『素粒子』を読んだ反動で、急にウェットな文学の極致ともいえるマルセル・プルースト(1871年~1922年)の『失われた時を求めて』が読みたくなった。20世紀文学の最高峰の一つとされながら、あまりの長…