本と植物と日常

本を読んだり、訳したり、植物に水をやったりの日々…。

2023-02-12から1日間の記事一覧

救済がないけどおもしろい岩田泡鳴の小説

明治から大正にかけての異端児的文学者、岩野泡鳴(明治6年<1873年>~大正9年<1920年>)の小説『耽溺』(明治42年)と『毒薬を飲む女』(大正3年)を読んだ(講談社文芸文庫)。泡鳴の作品は昔から一度読んでみたかったのだが機会がなく、これが初読。 救済がないけ…