本日は夕食で、イタリア南部バジリカータ州のワイン「ヴルカニコ(Vulcanico)」を飲んだ。使っている葡萄の品種は南イタリア特有の品種ファランギーナ(Falanghina)、生産者はパテルノステル(Paternoster)。

このワインが生産されているのはラベルに描かれているヴルトゥレ山という休火山の麓で、したがって土壌は、火山岩が細かく砕けたやせた土壌ではないかと思われる。ただ火山の麓のやせた土地は、普通の植物にとっては厳しい環境でも湿気の多い土壌を嫌う葡萄の生育には好条件で、同じような土地で生産される良質のワインがたくさんある。このヴルカニコはそうしたワインの一つではないかと思われるが、ともかく骨太で力強い。甘さは全然感じられない。ぶっきらぼうな感じさえした。おそらく、生産者は万人向けの味はすこしも目指してなくて、「オレのこの味がいやなら無理に飲まなくてもいい」というくらいの気持ちでこのワインをつくっているのではないだろうか。飲む人に少しも媚びてないワインだ。まあ、いつもぶっきらぼうでは困るが、今日はとてもおもしろい味だなと思って飲んだ。
料理の方は、茹でアスパラガス、蒸し鶏、春ニシンの野菜あえ、蟹唐揚げのカレー風味、パクチーサラダなどで、どちらかといえば中華より。
このワイン、おそらくトマト味をしっかり利かせた料理にはさらによくあいそうだ。