本と植物と日常

本を読んだり、訳したり、植物に水をやったりの日々…。

新宿で黄金丘陵のプレミアム・ワインを飲む

10日から新宿のワインバー「マルゴグランデ」で、<プレミアム・ワイン・フェア>が始まった。普通めったに飲むことができない白赤の特級ブルゴーニュ・ワインをグラスで飲めるというとても贅沢な企画なので、いそいそと出かけて、シュヴァリエ・モンラシェとリシュブールを飲んできた。それぞれ、売り切れご免の1本だけの企画。

1杯目はプイィ・フュイッセ

この日の口開けは、通常メニューに載っている<プイィ・フュイッセPoully Fuissé>。ブルゴーニュ地区でも南端のボーショレ地区に近いマコン地区で生産される白ワインで、しっとりしていてまずまずの味。普通にワインを楽しむならば、これで十分だ。

2杯目はシュヴァリエ・モンラシェ

ただしこの日はスペシャルデーなので、2杯目からはプレミアム・ワインを注文した。

まずは<シュヴァリエ・モンラシェ Chevalier Monrachet>。ブルゴーニュ地区のなかでも最高級のワインがひしめくコート・ドール(黄金丘陵)と呼ばれる地区の南側コート・ド・ボーヌ地区のなかでも特に優れた白ワインを生産するピュリニ・モンラシェ村のモンラシェ地区の西隣で生産されている白ワインだ。

ブルゴーニュ・ワインの説明をしようと思うとどうしても生産(=醸造)地域の説明が長くなるのだが、ブルゴーニュ・ワインの格付けは米の格付けと似たところがあって、地域が限定されるほど格が上がる。つまり、「新潟のコシヒカリ」→「魚沼のコシヒカリ」→「魚沼の〇〇氏生産のコシヒカリ」という感じだ。で、その点からいうと、シュヴァリエ・モンラシェの生産地域は、白ワインとしてはほぼ文句なし。

味について私の貧困な語彙ではうまく説明できないのだが、直前に飲んだプイィ・フュイッセに比較して芯がはっきりしていて品格があった。

締めはリシュブール

締めは赤ワインで、コート・ドールの北側コート・ド・ニュイ地区のトップ、ヴォーヌ・ロマネ村で生産される<リシュブール Richebourg>だ。ヴォーヌ・ロマネ村ではブルゴーニュの赤ワインのさらにトップ、ロマネ・コンティが生産されているが、リシュブールは、そのロマネ・コンティの畑の北隣で生産されているワイン。しかもこのリシュブールはロマネ・コンティ醸造元が自分が所有している畑でとれたブドウで醸造したワインで、素性は文句なし。ロマネ・コンティを飲むことは私には到底望めないが、リシュブールはそのロマネ・コンティに限りなく近い味で、マルゴの謳い文句によれば「リッチでゴージャス、死ぬまでに飲みたい」とある。ということで、あこがれのワインをじっくり味わった。

死ぬのはもう少し先(笑)

さてリシュブールを飲んだので、本来であればいつ死んでもいいところだが、この日のリシュブールは、他のブルゴーニュ・ワインを飲んだ体験から言うとちょっと若い感じで、本来の良さがうまく出でいないのではと感じられた。死ぬのはもう少し先になりそうだ(笑)。

【マルゴグランデ】

https://marugo-s.com/g/