本と植物と日常

本を読んだり、訳したり、植物に水をやったりの日々…。

ある女優の墓参りで下田に行く

2018年に女優のEさんが亡くなってから7年経った。10月末の命日には遅れてしまったが、アルバイトが休みになったので、昨日は下田の墓所に墓参りに行ってきた。

Eさんが亡くなって7年経った

私が初めて下田を訪ねたのは2018年の春で、Eさんから、「母の墓参りに行きたいけれど、あまり人を誘いたくないので、二人だけで行こう」と言われたのがきっかけだった。そのときは、まさか同じ年の秋にEさん自身が亡くなるとは思わず、「来年もまた来ようね」と約束したのだが、次は納骨のための悲しい訪問だった。

2018年は、京都が異常な猛暑に襲われた年で、お母さんの墓参りを済ませてから、EさんはNHKの時代劇の撮影のため、2カ月ほど京都に滞在していた。このドラマのこともよく話しておられ、「普通にセリフを言うだけならいいけれど、貧乏な旗本の家の話なので障子を張りながらセリフを言うシーンがあって、それが大変」とこぼしていた。それでもとても頑張ったのだろう。東京に戻ってから、体調管理のために病院に行くと、肋骨が折れていると診断され、それからはギブスをはめての生活だった。そんななかで秋にまたドラマの話が入って喜んでおられ、少し体力をつけなくてはとジムに行って運動したのが命取りになってしまった。運動そのものはそんなに重いものではなかったらしいのだが、それで体調を崩し、入院して2、3日で急逝してしまった。

お供えの花束も華やかなものにしてもらった

さて昨日は、いつも行っている下田の花屋で、ブーケを調達。亡くなった方へのお供えものといっても、相手が大女優なので華やかにしてもらった。

Eさんが永眠している神社の正殿

こちらはEさんの墓所である神社の正殿。静寂という言葉がびったりで、しばらくその前にたたずんで冥福を祈った。

墓参りのあとは下田の蕎麦屋に行くのがフルコース

墓参りの締めは、下田駅の近くにある「いし塚」という蕎麦屋。Eさんと一緒にお母さんの墓参りに来たとき、「下田でのおすすめはこの店くらい」とのことで、この店で一緒に蕎麦を食べた。なので、お墓参りのあとは、いし塚の蕎麦というのが、Eさん追悼のフルコースだ。