『経済哲学者への疑問点』(仮題)の翻訳を一時中断し、先日から、Cというフランスの思想家の『アメリカ独立の影響』(仮題)の翻訳に着手した。

これは、先日K西学院大学で開催された研究会で、某大学の教官から「どなたかこのテクストを翻訳してみませんか」とたずねられたのを受けたもの。それほど長いテクストではないし、また私には将来、『アメリカ合衆国の憲法について』(仮題)を翻訳する計画があるので、それとの対比で役に立ちそうという判断から、このテクストも翻訳することにした。『アメリカ合衆国の憲法について』という作品も『アメリカ独立の影響』という作品も、1783年のパリ条約によるアメリカの独立承認と、その後の国家構想や憲法制定についての動きなどを踏まえたもので、そうした議論や出版が、1789年と間近に迫ったフランス革命の下地になっている。
ちなみに『アメリカ独立の影響』の著者は、18世紀中期に生まれた人物で、数学者・科学者として出発し、そこから教育論、政治論などに活動の場を広げている。フランス革命の初期にもいろいろ活躍したが、政敵から死刑を宣告され、逮捕直後に不慮の死(自殺?)を遂げている。彼のことは、名前だけは知っていたものの今まで読んだことがなかったので、現在勉強中。
翻訳の方は、まず序文の第一稿ができ、さきほど依頼者に送付した。