このところ何も記事を投稿できずすみませんでした。実は、先日急遽思いたってあるグループ展に参加したため、ブログ更新のための時間がまったくとれませんでした。

展覧会に参加といっても、私が描いたものは一種の線画ではあるが、普通の意味での絵画でもアートでもまったくない。昔から暇なときに描いていたよく分からないものを友人に見せたところ、「今度グループ展を開催するので参加してみませんか」と、誘われたというのが出展の経緯。
とりあえず知人にDMを出したものの、いったい誰が来廊するのかさっぱり予想がつかない。だいいち、私の<作品>をアートと見なしてもらえるかも分からない。観たら、「これはなんだ」首をひねるようなのが、私の作品だ。いわば<はみ出しアート>とでもいうべきか。
そんな感じで不安をいだきながら画廊に通っていたら、おもいがけずT京大学名誉教授のSさんが訪問してくれた。Sさんの専門は美術史で、Sさんが鑑賞してくれたということは、それ自体が私の作品がアートとして認知されたということだと一安心。また、これまで全然お会いしたことのない方にも、「これはどうやって描くんですか」とたびたび声をかけられた。私の作品は変っているので、みなさん作品の前でこれがアートかと戸惑い、次にどうやってこれを描くのか疑問に思うようだ。
今回、作品はまったく売れなかったが、最初の展覧会なので、作品の存在を知ってもらうという意味からは成功といえるだろう。年末に開催される次の企画への参加の招待もいただいた。
また今回は、<アート作品>と同時に<翻訳作品>も展示販売させてもらったが、こちらは数冊売れた。それらの横に立っていると、来訪者の反応の違いがおもしろい。
<アート>の方は、「これは変ってますね」とか「私にはよく分かりませんね」とか、ともかくすぐに作品に対するなんらかの反応がある。それに対して書籍の方は、「厚い本ですね」とか「難しそうですね」とは言ってもらえるものの、当然ながら、翻訳に対する感想をその場ですぐにきくことはできない。
そういう意味で、<アート>というのはおもしろいと思った。はまりそうでこわい(笑)。