本と植物と日常

本を読んだり、訳したり、植物に水をやったりの日々…。

原種水仙セロティヌスが開花

原種水仙の一種ナルキッソス・セロティヌス(Narcissus serotinus)が開花した。

ナルキッソス・セロティヌスが開花。

スペイン、ポルトガル、モロッコなどに自生している品種だ。草丈(花茎の長さ)は約20cmで、花の直系は約3cm~3.5cm。白い花弁は大きく目立つが、水仙属特有の花の中央の副花冠は非常に小さい。

外側の白い花弁はよく目立つが、副花冠は小さい

イベリア半島に自生しているため、この品種はヨーロッパでは古くから知られており、命名者はリンネで、種小名のserotinusは<夕方の>あるいは<遅い>を意味するラテン語。夕方から夜にかけて香り高く咲いているところからきた命名だろう。

ちなみに球根の生命力はとても強く、10月の初めまで植え付けもせずほおっておいたら、水もやっていないのに芽を出しており、あわてて植えつけた。