本と植物と日常

本を読んだり、訳したり、植物に水をやったりの日々…。

子羊のトマト煮込みに挑戦

5月があわただしかったので、今週はアルバイトの有給休暇をとって、自宅でちょっとのんびり過ごしている。

ということでふらっと近所のスーパーをのぞいてみたら、ラム・チョップ(骨付きの子羊肉)を安売りしていたので、子羊料理に挑戦することにした。レストランのメニューに載っている子羊料理というと、だいたいがグリルやローストなど焼いたものだが、それだと簡単すぎてつまらない気がしたので、今回は子羊肉のトマト煮込みをつくることにした。また主食の方も、ご飯やパンではなく北アフリカを中心とする地中海地方の食材クスクスに挑戦して、エスニック風の食事にした。子羊料理もクスクスもはじめての挑戦なのでスリル満点。

さて子羊肉の煮込みだが、ネットで調べても正統的な作り方がよく分からないので、結局なんとなくヤマ勘でつくることにした。

まずオーソドックスにニンニク、玉ネギ、セロリのみじん切りをオリーブ・オイルで炒める。子羊肉の方は、エスニックを意識しているので、塩・胡椒してから少量のクミンを炒めた油で表面にさっと焦げ色をつけ、これを赤ワイン、トマト・ペーストなどと一緒に約1時間煮込んだ。庭でローズマリーとタイムを栽培しているので、煮込むときにそれも投入した。

子羊の煮込みに初挑戦。はじめに、クミンを炒めた油で子羊の表面に焼き色をつける

今回はあまり時間がなかったので煮込んだ時間は約1時間。それで肉が柔らかくなるかちょっと心配だったが、硬さという点では特に問題はなかった。ただもう少し時間をかけて煮込めば、肉にスープがよくしみて、さらにおいしくなったかもしれない。そうした課題はあるが、はじめてつくったにしては、まあうまくつくれたかなとおもっている。

また乾燥状態のクスクスをうまく戻せるかも心配だったが、やってみたら、これはとても簡単だった。蒸したクスクスには、先日友人からもらったハリッサ・ペーストをからめてみた。子羊の煮込みとの相性も抜群で、どちらも赤ワインとよく合う。

ともかく、普段とはまったく違う目先の変わった、休日ならではのゆったりとした食事になった。

子羊の煮込みとクスクス、相性抜群だった

クスクスを戻すのが簡単だとわかったので、今度カレーなどにも応用してみようかとおもっている。