ケイビアヤメが開花した。学名はIris suaveolensで、「快い香りがするイリス」の意味。和名は、葉が湾曲して鶏の尾(鶏尾)のように見えることに由来する。自生地はバルカン半島南部から小アジア半島にかけて。花茎は非常に短く、花は地面から直接咲いているように見える(高さ約7cm)。また葉に比べると花は非常に大きく、なかでも直立する3枚の内花被片がよく目立つ。花色はやや紫がかった褐色。常緑。香りの感覚は個人差があるが、あまり強い香りとは感じられない。
寒さに強く、関東では屋外で越冬可。根茎が地表から半分見えるくらいに浅く植える。開花後に株分けして増やすことができる。