本と植物と日常

本を読んだり、訳したり、植物に水をやったりの日々…。

2021-12-18から1日間の記事一覧

おもしろくておもしろくなかった佐藤賢一の『遺訓』

『遺訓』(佐藤賢一、新潮文庫、2021年)を読み終えた。同じ著者の『新徴組』の続編といっていい作品だ。『新徴組』が幕末から明治維新にかけての庄内藩の動きを描いているのに対し、『遺訓』は明治6年から明治11年にかけての、庄内と薩摩の動きを描く。 庄内…