本と植物と日常

本を読んだり、訳したり、植物に水をやったりの日々…。

2020-10-17から1日間の記事一覧

宿命論的でダイナミックさに欠けるフォークナー

独自手法でアメリカ南部の深層を掘り下げたフォークナー作品 7月から9月にかけて、アメリカの文学者ウィリアム・フォークナー(1897年~1962年)の中編・長編小説を集中的に7冊読んだので、その感想をまとめておく。 まず読んだ作品は次のとおり(発表年代順)。…